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”神戸の靴メーカー”から世界的企業へ-アシックスはじまりものがたり-

「シューズと言えばアシックス」そんな声が聞かれるほど、”履き心地の良いシューズと言えばアシックス”のイメージが浸透しています。日本人に無意識に浸透している品質の良さは、どこからきているのでしょうか?アシックスのはじまりを見ると、その理由が分かるような気がします。

はじまり…

創業者:鬼塚喜八郎
1949年:戦争からの復員後、神戸市で鬼塚商会を創業。同年9月、鬼塚株式会社に社名変更。スポーツシューズの製造販売をスタート
1950年:最初の競技用スポーツシューズとしてバスケットボールシューズを製造販売したのを皮切りに、1953年に初のマラソンシューズ「マジックランナー」発売。1956年には、オニツカタイガーが開発したランニングシューズがメルボルンオリンピックの日本選手団用のトレーニングシューズとして採用
1977年:「オニツカ株式会社」、スポーツウェアメーカー「株式会社ジィティオ」、ニットウェアメーカー「ジェレンク株式会社」の対等合併により、株式会社アシックス発足。

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使う人にとことん寄り添う、ということ

創業者、鬼塚喜八郎さんは何度失敗してもそこから立ち上がる人だ。最初に手掛けたバスケットボールシューズは、なんとタコの酢の物に入っていたタコの足から着想を得たもの。当時のシューズのグリップの弱さを改良する目的だった。練習場で球拾いをしながら選手の意見を拾い集め、試作を繰り返し、同校を優勝に導くシューズを作った。

次に手掛けたマラソンシューズは、マメが出来にくいという画期的な特性があった。「走ればマメが出来て当然」という時代。お風呂場で自身の足を見て「人間のカラダのことは靴屋がいくら考えてもダメ。医者に聞こう」と閃き、医師へ意見を求めた。

「マメは火傷のようなもの。熱を冷やし炎症をいかに軽くするか」との医師の意見を元に、まずは足を水で冷やす水冷式の試作を開始。重くなりすぎふやけてしまう点を改良し、通気性に優れ、空気と熱を外に逃がすエアーベント式のマラソンシューズ「マジックランナー」を開発。ランナーに42.195kmを試走してもらいマメが出来ないことを確認。マジックランナーは、魔法のシューズと絶賛された。
※参考文献:アシックス公式サイト(2024.12.12時点)

その閃きを才能と感じる人もいるかもしれないけれど、それは使う人のことをとことん考え、突き詰めたからこそ生まれたもの。そして、何度も試作改良し、競技者の意見に徹底的に向き合う。履く人に寄り添っているから、アシックスのシューズには安心感と信頼感が宿っている。


NIKE誕生にまつわるアシックスとの秘話…


アシックスの由来ースポーツで戦後の日本を支える力にー

アシックスの名前の由来は、ラテン語の「Anima Sana In Corpore Sano」という言葉の頭文字をとったもの。意味は「(もし神に祈るならば)健全な身体に健全な精神があれかしと祈る(べきだ)」。今も企業理念として残る言葉です。

鬼塚喜八郎さんは戦後間もない日本で創業。戦後の荒廃した街で「スポーツを通じて健全な青少年の育成」に寄与したいとの思いからでした。その思いは今も、アシックスの名前と企業理念の中に生き続けています。

アシックスストライプ(メキシコライン)の秘密

adidasのスリーストライプス、PUMAのプーマストライプ、ミズノのランバード…、とシューズのサイドストライプはブランドの顔と言っても良いものです。アシックスと言えば、アシックスストライプですよね。

初登場は1966年。1968年開催のメキシコオリンピックに先駆けて開発されたシューズに、メキシコラインとして採用されました。サイドストライプはシューズの補強や足の保護としての意味合いもありこれまではオリンピックの度にデザイン変更されていましたが、メキシコオリンピックでの人気を受けその後のシューズにも引き継がれことに。今日ではアシックスストライプとして親しまれています。

ロゴの意味

アシックスのロゴはasicsの頭文字「a」をモチーフに、スポーツが持つスピード感や躍動感を表現しています。また、関連企業も巻き込んで企業として発展していくという意味が込められています。

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※当記事は下記サイトを参考にさせて頂いております。

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この記事を書いた人

ジャージが好きすぎる40代男性。新作のジャージやスポーツウェアの新機能などをネットでチェックし続ける毎日を過ごしている。

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